2018年5月7日月曜日

マスラハ

入学式や卒業式、学校祭や体育祭というのはエジプトにはありません。
何かけじめがつかないのでは、と思うのですが、母の日だとか、○○記念日とか、表彰式とか、マスラハ(成果発表会・日本の学芸会・文化祭・体育祭のようなもの)というのは意外としょっちゅうやっています。

ただ、決定的に違うのは、表彰式もマスラハも、優秀生徒・代表生徒だけの参加です。しかも、学校だけでやるならまだしも、特別な会場で各学校の代表生徒だけが集まってコンテスト、演技・パフォーマンスをします。日本で言えば、地区総文祭、地区体育大会のようなものです。そして、その地区の発表会のために、代表生徒は特別に授業を抜け出して別室で特訓を受けたり練習したりします。日本で言う、中体連・高体連、高文祭の特欠扱いと似ているのですが、エジプトでは、普段の授業中から、優秀な生徒や代表生徒にはそれが許されているというのが、少々気になっているところです。



と言いつつ、各学校の選抜生徒だけのパフォーマンスですから、内容レベルは、かなり深
い、難易度の高い見事な発表も見られ、見ていて興味深く、充分楽しめます。






ただ、残りの生徒のことを考えると、素直に喜べません。取り残された子どもたちが何か可哀想で、後ろ髪が引かれる思いです。

全ての子どもたちに機会と可能性を与えるのが教育の原点だと思うからです。

2018年5月6日日曜日

幼稚園の卒業パーティー





記念撮影

エジプトには卒業式とか入学式という単独の儀式はありません。もちろん始業式、終業式もありません。

その代わり、パーティーはやるんだというので、この日は、巡回している学校の幼稚園部のパーティーに参加させてもらいました。

いつも素敵な笑顔の校長です

冒頭、国歌斉唱はありましたが、儀式と言うよりは、やっぱりパーティーというか、みんなでお祝いし、楽しむためのものだというのがよく分かりました。

校長も一緒になって踊っていましたが、とても微笑ましい光景でした。


この角帽がなかなか似合ってます


 歌あり踊りあり発表あり、そして最後にひとりひとり修了
 証書を渡していました。

 ホントにみんなで祝福し、楽しんでいる姿を見ながら、
 日本の儀式は隅から隅まで本当に神経をすり減らす儀式
 だったなあと、つくづく今頃解放感に浸っております。



定番・ビラーディー(我が祖国)

2018年5月3日木曜日

ラマダンの季節


 一斉に街中でラマダン用の飾りや食料、ギフト商品が陳列され始めました。ラマダンはイスラム社会では毎年の一大イベントです。早いうちからその準備をします。

店先に所狭しと飾られているのはファヌース、日本で言えばランタン、行灯のような物です。夜、自宅や街路、店先を照らします。


今年のラマダンは、5月15日
火曜日から
6月14日木曜日まで
、そしてラマダン明けイード祭りというお祝いが3日間続きます。
そう言えば、最近やっと暑くなってきて、今日も38度℃、今年はまだ40度越えはないですが、これから猛暑の中1ヶ月、日中、1滴の水も飲めないというのは、やはり過酷な宗教行事です。

ラマダンの季節はテロが多発するので、昨年は日没後外出禁止、旅行禁止と、ほぼ自宅軟禁状態だったので、今年は早々と1ヶ月間、国外脱出をすることにしました。

この間アルコール販売が一切禁止されるというのも重要な理由のひとつです (^^)
 


 仲良くなったエジプト人から、今年はイフタール(断食明けの
 食事パーティー)に自宅に来い、と誘われていますが、是が非
 でも行きたいところですが、残念ながらしかたありません。
 
    早く安全で平和な世の中になって欲しい。

親切な魚屋さん

ムニエルを作ろうと思って、いつも新鮮な魚をおいているスーパーに行きましたが、魚屋さんが席を外していて、なかなか現れません。店に誰もいないなどということは日本ではあり得ませんが、エジプトではしょっちゅう起こることで、気長に待つしかありません。

大分待っても来ないので、隣の肉屋さんの店員が気を利かして、何が欲しいんだと聞いてきました。(ここの魚屋と肉屋はいつも買いに来ているので、顔見知りになっている。)

で、ボルティという鯛のような魚がありますが、その切り身になっているものが1枚だけあ
ったのでそれを包んでもらいました。 

その後店内を1周してレジに向かうと、「チョット待て」、と言って魚屋さんが追いかけてきました。どうしたんだと聞くと、「この切り身は昨日のだ、取り替える」と言って、持ち去りました。まあ確かに比べてみると少し色も悪く古いかもしれませんが、一般的に古い物やいたんだ物を平気で売っているエジプトの日常ですから、その対応に少しビックリしました。














で、「1枚で良いんだな」ということで、1匹物をさばいて下処理をしてもらいました。「今日の魚は新鮮なんだ」と言ってエラや目を指さして見せながら自慢していました。下処理をしている最中、ありがたい気持ちと何か申し訳ない気持ちになり、奮発して「2枚もらう」と言ってしまい、1匹物を全部引き取ることにしました。重量売りなので、結構高くなりました (^^)


スークや観光地やタクシーで、いつもぼったくられたり値段交渉に神経を消耗させられているので、余計ありがたさが胸にしみます。魚屋さんの方がよっぽど商売上手です。やっぱり、お互い気持ちよく商売した方が良いのに、この国の観光産業のホスピタリティー精神は、なかなか期待に応えてくれません。生活がかかっており、稼ぐのに必死なのでしょうけど、騙してでも今儲かれば良い、という商売人が多すぎます。そういう、品性のない人種はどこの国にでもいますが。

さばき終わったその店員は、いつものように、日本語の決まり文句「こんにちは、おはようございます。ありがとう。」と言って魚を手渡してくれました。愛すべきエジプト人です。