エジプト教育省 |
案の定、9月下旬に延期、と突然発表されました。
(・・・祝日の振替日を5日前に政府発表で突然変更するお国柄です。)
また、この国の豪腕なところは、ある意味子どものためを思ってなのか、一般の公立学校の新学期もそれに合わせて全国一斉に延期を決めたことです。
開校まであと1ヶ月を切っていた段階で、指導者研修は継続して行ってはいたものの、校長も、教員もまだ決まっていないし、そもそも生徒募集も始まっていないという状況でしたから、延期という知らせは、別に驚きません。むしろ当然だと思っていました。
しかしその決断が、あまりに遅すぎます。
しかも、現状では9月下旬というのも怪しい気がするし、無理があります。と言うのは、相変わらず今日に至ってもまだ校長・教員人事は決まっていないし、生徒募集もまだという状態だからです。これでどうして再来週、新規開設校をオープンできる根拠があるのか、不思議でなりません。
行事やイベントの準備が2日前まで全く進んでいなくても、前日と当日になって、ギリギリ帳尻を合わせる、というエジプト人の姿を何度も見てきているので、その瞬発力や適応能力・調整能力の高さに、普段から大変驚き感心していますが、学校建設とそれを一緒にされてはたまりません。しかも未知のプロジェクトを立ち上げようというのですから、日本人の目から見れば、あまりにも雑な、無計画、無責任な対応に思えます。ハード面の管理、人事、広報等については全て教育省が管理し、日本側は「特別活動に関わる教育内容」以外は一切タッチしないことから、余計イライラが募ります。
右側別館:教育プロジェクトチーム入居 |
シャウキー教育大臣 |
正直、日本のこの間の歴代文科大臣とは、比較するのも恥ずかしくなるほど魅力的に映ります。
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