新学期 (9月開始) まであと2ヶ月を切っているのですが、実は、校長も教員もまだ決まっていません。生徒募集ももちろんまだです。
大ざっぱというか、のんびりしているというか、日本の感覚で考えていると信じられない事態です。何とか帳尻を合わせようとしているようですが・・・。
日本式の学校というのは、カリキュラムを含め、掃除、日直、学級活動、生徒会活動、学校行事等、特別活動を含めた日本式の教育方法を導入した学校ということなのですが、建物自体も、エジプトとは全く異なった作りということになります。その最大の特徴の1つは、建物の中に、職員室を作るということです。
そんなこと当たり前のことでは?と思うのですが、教科指導中心のエジプトでは、教員が全員集まる職員室というのは必要とされてこなかったようです。(先日、夏休み中に打合せがあったようで、目撃したのですが、全員集まるときは、図書室とか、校長室でギュウギュウ詰め + 何人か立ったままで行っていました)
日本の学校では、職員室は、職員が協働する上で、また、生徒指導、特別活動を指導する上でも欠かせない、日常的な情報交換・共有の場です。エジプトの学校に職員室ができることで、職員の連携や生徒の情報共有が進み、課題解決に向けた協力・協働体制が深化することを願います。
特活のコンセプトの再確認 |
さて、日本式教育の導入ですが、当然、担当教員はエジプト人です。日本式学校 (Egypt-Japan School) の設置は、全国で、新設校45校、既設校の教育課程転換で55校、計100校の予定です。
その中心リーダーとなるプロジェクト導入推進者を養成する、「マスター・トレーナー研修」が、全国から選抜された数10名の教育関係者を集め、今年の2月、4月、そして先週7月の、それぞれ1週間を通した集中研修で、一応全日程終了となりました。7月前半には、日本での学校視察も行いました。
特活のエジプトへの具体化について実践的討論 |
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