スーパーを出て10mくらいの舗道 |
少し憤慨したというか唖然としたのは、それが、通行する道路のど真ん中だったということです。
いつもは、ビルとビルの隙間とか、植え込みの回りとか、交差点手前の電柱や標識の裏とか、放置された廃車や雑貨の陰に集中してゴミが捨てられ散乱しているケースが多いのですが、(それもあり得ない話だと思うのですが)、そもそも、ゴミ集積所のような指定場所・設備が無いのが、道路全体にゴミが散乱している原因のひとつだと思います。
大人も子どもも、歩きながら無造作にどこでもその場にゴミを落としていく日常のエジプト人の姿に、相変わらずなかなか納得できず心が痛むのですが、道のど真ん中に、家庭ゴミを平然とまとめて捨てるというのは、さすがにその神経と発想を疑ってしまいます。
単に美観や公衆道徳だけの問題ではなく、衛生上の問題や歩行上の安全、そして、観光面での悪影響も相当あるでしょう。
そもそも、神へのお祈りの前に、身を清め、身の回りを清めるという教えを、圧倒的多数の皆さんは、どう受け止めているのでしょう。ごくごく身の回りの、狭いその場限りの行いに留まり、普遍的価値への追究が伴わないのであれば、信者としての求道精神、敬虔性に、自ら泥を塗ることにならないでしょうか?
家の前の交差点 |
・・・などと、僭越ながら不謹慎な無神論者が、伝道師の代わりに、怒りの説教をしたくもなります。
国家全体のプロジェクトとして、行政と教育が、このゴミ問題にも抜本的で意識的な改革に取り組むことを期待し、そのために日本も支援しているのですが・・・。
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