職場では、英語が苦手だけれども、おおらかでユーモアたっぷりのカウンターパートと、時々助っ人で現れる真面目で心優しい英語指導主事に、大分救われていましたが、アラビア語がよく分からず、英語もなかなか通じず、お互い分かったような分からないような暗黙の了解で仕事を進めるという、綱渡り的な仕事の仕方に、冷や汗のかき通しでした。
やはり現地で踏み込んだ仕事をするには、どうしてもアラビア語での意思疎通が欠かせません。
何とか時間が自由に使える今のうちにと思い、幾つかある語学学校の中から、現地人の経営する、授業料の割安な学校を見つけ、通うことにしました。
授業スタイルは、欧米系の語学学校にありがちな、ダイレクトメソッドなので、なかなかハードですが、身振り手振りを交え、一生懸命教えてくれます。宿題もどっさり出るので、次の授業までに間に合わなかったり、消化しきれず、かなり苦戦しています。
それにしても、アラビア語に関しては、間違いなく学生時代以上に勉強しています。まさか、アラビア語の不勉強を40年後にエジプトで取り返すことになるなどとは、我ながら想像だにしなかったことです。
このような人生の巡り合わせと、何かを集中して学ぶ機会を与えていただいたことに、まずは感謝しなければならないのでしょうね。
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