新設・エジプト日本学校 完成予想図 |
と言っても、日本では当たり前ですが、エジプトには無かったもの、職員室の設置、放射的学年クラス配置、体育館・グランドの設置等です。
考えてみれば、日常の教育活動・意思疎通には職員室が欠かせないし、担任制度・学年組織は生徒の掌握や集団教育において重要な役割を担っています。生徒や職員の動線を、いかに教育効果を高めるために建築面で工夫するか、という話を、直接、建築設計に携わった日本人建築家からお聞きする機会があり、建築の着想や意匠の面白さというものを初めて実感することができました。不勉強のため、失礼ながら、建築は、耐久性とか効率性とかデザイン性をメインに考えているのだろう、と思っていたからです。
さて、プロジェクト実施元年、当初、45校の新設校の建設、55校の旧校舎改築・改編によって、計100校開設の予定でしたが、予定が大分ずれ込んでいます。9月新学期からの開校予定までに校舎完成の見込みは無くなり、10月以降開校の予定だそうです。しかも、その10月に間に合いそうなのも、今現在、3校程度しかないとのことです。だったらいっそのこと、開校は来年9月からにすれば良いのにと思うのですが・・・。
生徒募集は既に始まっており、校長や教職員も最近になってやっと決まった(それも遅くない?)そうですが、そもそも学校の校舎が無い、という事態にどう対応するのでしょう?生徒は自宅待機なんでしょうか、その間、教職員の給料は支払われるんでしょうか。日本だったら大事件になりそうですが、エジプトでは、やや遅れているが当初予定通り進行中、というアナウンスのみで、成り行きを見守っているところです。
こういうときにインシャアッラーと言えば良いのかな?
0 件のコメント:
コメントを投稿