2017年10月26日木曜日

エジプト日本学校 開校寸前に中止

建築中の「エジプト日本学校」
http://english.ahram.org.eg/NewsContent/1/64/280072/Egypt/Politics-/Egypt-postpones-opening-of-new-Japanese-schools-to.aspx

先週、新学期から1ヶ月遅れて EJ-School 8 校がやっと開校したと思ったら、入学選考漏れした親からの大量の抗議を受けて、急転直下、開校中止となりました。入学希望者の倍率は10倍以上だったということで、1万1千人が不合格になったのだそうです。

親からの抗議を受けて開校中止というのもなかなかなものですが、教員採用にも不透明な部分があったとのことです。というのは、他の公立校と比べて、給与が1.5倍~2倍(まだ最終決定ではない)と言われているからです。
もちろん、HR活動、清掃を始め、日本式特別活動を授業に組み込んで指導することで、労働時間も2時間ほど延びることになりますが。

おかげで、開校の見通しは立たず、結局、来年の9月までに、懸案事項を洗い出して再整備するとのことです。なかなかゴタゴタが続きます。

ちなみに、入学した生徒は、元の居住地の公立学校に戻されるのだそうです。

2017年10月23日月曜日

門番と受付

小学校の玄関入り口 (かなり頑丈)
ホテルや商業施設、スーパーマーケット、そして地下鉄など、屋内の施設に入るときには、必ず入口には門番と受付がいます。そして、お決まりの金属探知ゲートを通り、荷物検査を受けます。

さらに、政府施設や警察、大使館等は、ライフルを抱えた複数の警備兵が常駐しており、巡回なのか、イベント行事の時だけなのか、時折、銀行、大学等でも、ライフルを抱えたヘルメット軍服姿の警備兵が配置されています。

それだけ治安上の問題があるということなのでしょう。

学校施設も同様に、頑丈な門で閉ざされています。部外者が中に入るには、公的な身分証明書を提出し、校内からの確認・許可が無ければ門を開けてくれません。最近は、門番とも仲良くなり、やっと顔パスで入れるようにはなりましたが、驚くのは、保護者が学校に来ても、絶対に中に入れようとしないことです。以前に、「学芸会」のような発表会が中庭であった際にも、見たいと言って集まってきた親を、決して入れようとしませんでした。

安全対策上理解できないこともないのですが、そもそも学芸会の目的や意義を考えると、対応の仕方に違和感を感じます。

そのような状況ですから、学校帰りの子どもを迎えに来た親は、子どもが出てくるまで、外で座って待機しています。終業時近くになると、学校の門付近は、迎えの親で溢れかえります。


入るときもそうですが、出るときにも、一応声をかけて確認してから出ます。
ところが、学校校内だというのに、ちょっとしたハプニングがありました。

先日、ある学校で、正面玄関から入ったものの、まだ午前中の早い時間に用事があったので帰ろうとすると、門番がおらず(施錠されてるので)出られませんでした。職員にそのことを話すと、裏口から帰ってくれということになり、裏口に回りました。

ところが、そこにいた初対面の門番が、なかなか鍵を開けてくれません。
鍵を開けるのには1ポンド必要だと言うのです。

最初は冗談だと思ったのですが、盛んにあの手この手でチップを要求してくるので、いいい加減辟易しました。1ポンドくらいと思いつつ、いつも通っている学校でそんなことをされるのは納得できないので、言っている意味が全く分からないふりをして応戦しました。

たまたまそこに来客が来て、問合せのために門を少し開けたところで、すり抜けて脱出しました。(^0^)

その顛末を校長に告げ口したら、恐らく校長は怒って、即刻その門番を首にするだろうなあ、と思いつつ、その門番の、いじましくそこまでする生活苦も想定できるので、また今度会ったらちょっと話してみようかなと思っています。


2017年10月14日土曜日

地下鉄優先席


礼拝の時間である金曜の午前中だったので、地下鉄はガラガラでした。そのため、乗っていて初めて目にとまったのですが、乗車口近くの座席付近には、ちゃんと優先席がありました。

「この席は、お年寄りや助けを必要とする人の席です」とアラビア語で書いてあります。

でも、エジプト人には、この表示は、あってもなくても全く関係ないようです。
というのは、知らんふりしてちゃっかり座っているというわけではなく、お年寄りや妊婦、身体の不自由そうな人が乗車してきたら、近くに座っている人は、ほとんど例外なく、素早く席を立って、ここに座われと言って声をかけるのです。また、多少込んでいて立っている人が何人かいる状態で、次の駅で、座っていた人が降りる場面では、その付近で一番年長と思われる人に向かって、「ここ空いたから座れ」と声をかけるのです。

この助け合いの精神というか分かち合いの精神がイスラム教の教えなのかなあと感心します。

白髪交じりだからか外国人だからか、私もしょっちゅう声をかけられ、席を譲られます。老人という自覚はなく日本ではまだ経験したことがなかったことなので、最初はやや躊躇しましたが、最近はお言葉に甘えるようにしています。と言っても、まだなかなか慣れずに恐縮しています。

そんなエジプト人ですが、電車に乗るときの無政府状態は、毎回目も当てられません。
電車が到着すると、順番とか列とか関係なく、出入り口付近に一気に人が殺到し、ドアが開いた瞬間、乗る人、降りる人が、押し合いへし合い錯綜して揉み合いになるのです。 助け合いも分かち合いもへったくれもありません。電車の中での席の譲り合いをいつも見ているだけに、全く理解不能です。

ある日のこと、沢山の人が降りてきている最中だというのに、横から後ろから割り込んで乗り込んで錯綜している状況に呆れ、平常心を保ち、全員が降りるのを待ってから乗ろうとしていたところ、何と、ドアが閉まってしまいました(^o^)。 「ドアが閉まります」等の合図やベルはないので、当たり前のことかもしれませんが、理不尽というか、ちょっと納得できませんでした。

秋の味覚



                                 秋の味覚と言っても、やっと最高気温が30度を下回り、最低気温が20度前後ですから、まだまだ北海道の真夏という感じです。                                                                                          でも、秋なのかなあと思うのは、いつもの果物の露天商に、焼き芋とトウモロコシを見かけるようになったからです。                                                                                                                                  焼きトウモロコシは、ちょっと色も悪く干からびて、あまり食べたいとは思いません。焼き芋も、日本の味を期待していると裏切られます。何とか焼き芋ですが、当たりが悪かったのか、ヤーコンを食べているようで、あまり味がありません。安納芋の食感に少し似て、ややねっとりしています。                                                                                                                                            
                                 果物は、どれもこれもホントに安いです。メロンの小玉が1つ10数ポンドですから、100円もしないということです。                                                                  今は、バナナの他に、モモやブドウ、ガバ、そして、マンゴー、ナツメヤシの実「デーツ」が出回っています。



これは最初よく分からなかったのですが、サボテンの実です。中をくりぬいて、暑い日中に、水分代わりにして皆さん食べています。アロエのような感じです。

2017年10月13日金曜日

衆議院選挙 在外投票初体験

大使館臨時投票所

在外選挙人証明書
一足早く選挙に行ってきました。海外からの投票は郵送なので、実際の投票日より8日前の、明日14日が投票締切日です。

わざわざ海外で、しかも一人くらい増えてもどうなるものでもないと思いつつ、日本の棄権者が全部で4,000万人以上いるという現実や、現在の日本の危険な流れに抗する意志を表明する、という意味で、往復1時間半かけて投票に行ってきました。

投票は一人一人、投票用紙を中封筒、外封筒に入れて提出するというもので、意外と厳重で公正なものに思われました。また、意外と投票に来ている人が多かったので、少しビックリしました。今回の選挙は、今迄よりも関心が高いということなのでしょうか?

2017年10月3日火曜日

振替休日がまた突然決定

PM Sherif Ismail  (Photo: Reuters)

Egypt public sector workers to take Thursday off to celebrate 6 October


Ahram Online 
Sunday 1 Oct 2017




Egyptian Prime Minister Sherif Ismail announced that 5 October will be an official day off for public sector workers, Al-Ahram Arabic news website reported on Sunday. 

Thursday will be a day off since 6 October falls on Friday, an official weekly day off from work in Egypt.



6 October is a national holiday to celebrate the Egyptian army's victory over Israel in the 1973 war.


10月6日(金)が祝日と週休日が重なっているので、ひょっとして、また振替休日が出来るのかなあ、と思っていましたが、やはり、そうなりました。

昨日連絡が入り、5日(木)が振替休日になるそうです。もう、明後日のことなのですが、公共機関とか、銀行・商社の人は、突然の政府命令に、もう慣れっこになっているのでしょうね。もちろん学校も休みです。