2018年2月17日土曜日

カイロの大気汚染

カフェの店先でシーシャを吸う人たち
カイロ市内はとても空気が悪く、東京の環8沿いなどと比べても比較にならないほどのすごさです。道路をしばらく歩いていると、すぐに喉がいがらっぽくなってきます。

一番の原因は、タクシーやバスから排出される排気ガスだと思うのですが、(昔の日本でも見たことがあるのですが)なんと黒煙を出して走っています。きっと排気ガス規制というのはまだないのだと思います。東京都とほぼ同じ人口ですが、鉄道網が発展していないので、車の交通量はカイロの方が断然多いように感じます。

工業施設からの排気ガス対策もまだ不十分だと聞きますし、農業廃棄物の野焼きの煙がそれに輪をかけているようです。

ただでさえ、じゃりじゃりした砂埃やパウダー状の砂塵が空中を舞っていますから、なるべくマスクをしたり、深呼吸しないようにしています。

それでも、一日中外を歩き回った日には、すっかり喉がおかしくなって、しばらく空咳に悩まされます。

エジプト人は喉が強いのか、普通に生活しているようですし、さらに喫煙率もかなり高いです。雑踏の中でも歩きタバコは頻繁に見かけるし、大通り沿いのカフェでは、アラブ特有の水タバコ、シーシャを吸う人がたくさん並んで座っています。女性も、外では見かけませんが、(イスラムの女性に対する偏見かもしれませんが)店内では、当たり前のように堂々と吸っています。

こんなに空気が悪いのに、さらにタバコの煙を吸い込んで、体は大丈夫なのか、健康に良くないのでは、と人ごとながら心配しています。

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