2017年5月28日日曜日

ラマダン初日


ラマダン初日の道路 (渋滞がない !!)
いつもはひっきりなしに車のクラククションや道行く人の叫び声が、家の中にいても聞こえてくるのですが、金曜礼拝の午前中のように、今日は、やけに静かです。大通もほとんど車が通っていません。これくらいだと気持ちよいのですが、 当然、カイロにおいては非日常の姿なのでしょう。

いつも行列のできるファストフード店 (シャッターが閉まってる !!)
ラマダンだから当たり前かもしれませんが、食堂やファストフード店は軒並みシャッターが下りてました。ホントに食べないんですね。旅行者やイスラム教徒以外はどうするのでしょう。聞くところによると、ホテルでは、外国人・異教徒は日中でも飲食OKだそうです。

雑貨屋とか一般の商店、街角の売店は、閉まっているところもいくつかありましたが、結構開いていました。でも、営業時間は、ラマダン中は短いのだそうです。食べ物、飲み物関係は日没から営業を開始するらしいのですが、夜間外出禁止令が出ているので、本当かどうか確かめてはいません。

それにしても、今日も午前中から36度の暑さです。一滴も水を飲まず14時間以上我慢して熱射病になる人は出ないのか心配です。


一方、「イスラム国」がラマダン中のテロをまたしても呼びかけましたが、何事もなければと思っていた矢先に、早速、速報が入ってきました。

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Al-Ahram : Saturday 27
 
Daesh group claimed responsibility on Saturday for the deadly attack on Coptic Christians in Minya that left 29 dead on Friday. 

Assailants driving three 4x4 wheelers attacked by "firing randomly" at buses carrying Christians in Egypt’s Minya governorate. At least 22 others were injured in the attack.

Egypt’s armed forces carried out intensive air strikes by night and day on militant camps in Libya which it said planned and executed the attack, an army spokesman statement read .

Egypt’s Coptic Orthodox Church said it was “in pain over violence and evil.”  In an official statement, the church expressed its consolations to the families of the victims, adding that it was suffering "with the whole nation over the violence and evil that targets the heart of Egypt and our national unity, which is precious and which we strive to preserve and protect.”

“While we appreciate the fast response by officials in dealing with the event, we hope that necessary procedures are undertaken to avoid such attacks, which damage Egypt’s image and cause Egyptians a great deal of pain,” the statement added.

Death toll in Upper Egypt armed attack on Copts reaches 29










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どうして関係のない人を巻き込んで、無差別に人を殺すという発想が生まれてくるのでしょうね。
ちょっとやりきれないですが、今回の犠牲者に哀悼の祈りを・・・・・・・・・・。

そして、テロ行為に怒りを!

職場のエジプト人も、「あいつらは狂っている!」と皆言うのですが、いかなる暴力も絶対に許さないという社会的合意や成熟が、残念ながら人類は21世紀の現代においても徹底できていないわけです。そもそも、法や警察力においてすら、個人的利益やお仲間の利益のために、権力の都合の良いように乱用される世の中です。日本も含めて。

社会的共生や人の命や暮らしを守り尊重するという視座からは、搾取や収奪、暴力やテロは生まれてきません。もっとそこを突き詰めていかなくては・・・

暴力やテロを生み出す背景や土壌を、どうにかこの21世紀中には断ち切りたいと思うのですが、
やっぱり、長い時間はかかると思うけれども、教育の力かなあと思います。

その教育も、異文化理解とか共生とか、正義とか理念とかではなく、これまた権力の都合の良いように「理解」され「強制」されるという状況ですから、教育に携わる関係者は、本当に品格と識見と、そして粘り強い合意形成の努力が必要ですね。先生方、お疲れ様です (^0^) 

今トップに立っているような人たちは、結局、貧困とか、差別とか、いじめ・虐待とか、病苦とか、経験ないんだろうな。追い込んだりしたことはあっても (^0^) 
でも、人の上に立つ人には、最低限、少なくとも想像力とか、社会的公正とか正義感に忠実であって欲しいと思います。それが民主主義の原理を活かすコアの部分なわけですから。





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