2017年3月19日日曜日

エジプト人大学生による東北復興支援コンサート

アスワン大学日本語学科
全体合唱

 「311東北大震災6周年・復興支援コンサート」が市内劇場で開かれました。カイロ大学、アインシャムス大学、アスワン大学、バンハ大学、エジプト科学工科大学、国際交流基金日本語専修カイロ校・アレクサンドリア校、そして、日本大使館、国際交流基金、JICAスタッフ及び日本人関係者が参加しました。

 日本人ですら、もはや風化しかけた存在と見なしたり、意図的にそう見なしたい人がいるというのに、地震や津波のことを知っていて、今も支援したり気にかけていたりしているエジプト人が少なからずいることを、とても有り難く思います。
 正直、歌の完成度はもう1歩という感じでしたが、だからこそ余計に、一生懸命歌っている姿や彼らの純粋な思いに、見ていて胸が熱くなりました。今もなお苦しんでいる被災地の方々に、必ずその思いは伝わることと思います。

 覇権願望とともに歩んできた帝国主義的グローバリゼーションとは異なる、21世紀の人類のあり方を問う真のグローバリゼーションのあるべき姿は、こういう素朴な優しさ(=人を憂う)から広がるのではないでしょうか。それはまさに、passion (受難) から compassion (共感) への架け橋です。
 いい加減、人類はもう十分涙と血を流してきたはずです。対立と敵対を乗り越える知性と感性、そして少しばかりの想像力と包容力を発揮する勇気を!!メロディーとハーモニーに乗せて。






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