2017年3月8日水曜日

外国での「職質(職務質問)」初体験


 夜9:30頃、徒歩で帰宅中、近くの警察署を通りかかった途端、ライフル銃を携帯した4人の警官にサッと囲まれました。
 これには一瞬ドキッときましたが、上官らしき年長の警官が割とゆっくり落ち着いた口調で「どこから来た?」「これからどこへ行く?」 と聞いてきました。「〇〇から来た.仕事の帰りだ。家はこの近くだ」と、何とか答えて身分証明書を見せると、しばらく顔写真と証明書をながめた後、「よし、通れ」、ということで、無事釈放。
 その間2~3分か?バックパックがこんもりしているから「爆弾の恐れあり」と疑われて止められたのか、かなり焦りましたが、日本の我が社の身分証は警察には効果があったみたいで、持ち物検査・身体検査は無しで解放。やれやれ。
 ちなみにバッグの中身は買いだめしてきたワインとビールでした。久々というか、「学園紛争」以来の「職質」にいささか緊張しました。銃口こそ向けられませんでしたが、目の前のライフル4丁はやはり居心地悪かったです。ホッ。

タハリール大通

 今、エジプトでは、各国大使館、警察、重要施設、街角の歩哨ボックスのような所で、ライフルを携帯した警官が数人周囲を監視しています。銀行や公共施設、学校・大学では必ず荷物チェックと金属探知器(空港にあるようなやつ)を通過します。スーパーマーケットで設置している所もあります。やはり、それだけテロ等を警戒しているのでしょう。なかなか物騒です。
 しかし、住宅地、街中は、今のところ、いたって平穏です。だいぶ政情が安定してきたということなのでしょうか。


 ただ、ここ数日、大使館からの情報で、不要不急の夜間外出や、治安機関、公共施設への接近は避けるよう指示が出ていました。革命6周年だそうで、大規模な反政府デモが計画され、警察との衝突や、それに巻き込まれる可能性があるからなのだそうです。
 
 今回は仕事の関係でやむを得ずの外出だったので、かなり周囲を警戒し、用心しながら歩いていたのですが、朝も同じ所を通っただけに、まさか警察に捕まるとは思いませんでした。

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