2017年6月22日木曜日

ラマダン中の功徳


ラマダン中の功徳は、ひときわ、アラーの神から良き報いを受けるのだそうです。




道路の所々に煙草売りやティッシュ売り、そして物乞いが座っているのですが、確かに、いつもより道行く人が多く立ち止まったり、コインを恵んでいる光景に出くわします。




家の前でいつも椅子に腰掛けてじっと外を見ているお爺さんも、分厚いコラーンを指で追いながら読んでいるところを見かけました。たまに、声を出して読んでいる人にも出会います。




地下鉄の車内でも、携帯の画面を覗きながらブツブツつぶやいている人を何人も見かけました。やはり、宗教が生活に根付いているのでしょうね。

地下鉄内でコラーンを「読経」する乗客

先日、ちょうどイフタールが始まる頃に帰宅した際、バワーブ(門番)が、一緒に食べていけ、というので、少しご馳走になりました。奥さんが作ったと言っていましたが、豆のスープや野菜のソテー、コロッケや魚のフライや焼き肉など、今迄エジプトに来てから食べてないような結構な味付けで、大変なご馳走でした。




食べている最中、時々、同じマンションの住民がエレベーターから降りてきて、これ作ったから食べてくれ、とデザートを差し入れに来たりしました。





また、途中、近所の煙草売りや物乞いが、空のビニール袋を持って何人か玄関の中に入って来たのですが、そのバワーブは、嫌な顔ひとつせず、皿ごと、これを持って行け、とあげていました。 




んー、太っ腹・・・というか、それが彼らの生活様式なのでしょうね。



この日のイフタール(カウンターにもずらりと並ぶ)

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